禁煙条例でiQOS(アイコス)やgloはアウト?電子タバコVAPEはどうなる
小池都知事の会見をご覧になった方も多いかと思いますが、
「建物の中を原則として禁煙にする罰則付きの条例の制定」
という、”喫煙者にはなかなか辛い”条例が制定される可能性がある事で、喫煙者界隈では大変話題になっていますね…。
主旨としては「オリンピックやパラリンピックまでに、受動喫煙による健康被害を未然に防ぐ」という事が挙げられますが、受動喫煙のリスクが少ないとされるiQOSや、そもそもニコチンやタールが含まれていない電子タバコVAPEはどのような立ち位置になるのでしょうか?
「電子タバコを吸う場所すらも減るのかな…」と個人的にも気になる部分だったので、改めて調べてみました。
iQOSやglo等の「火を使わず煙が出ない加熱式たばこ」もアウト…?
NHK NEWS WEBさんで報道されているこちらの記事では「対象となるたばこは、通常の紙巻きたばこや葉巻のほか、火を使わず煙が出ない加熱式たばこも含める」としっかりと記載されています。
ここでいう「火を使わず煙が出ない加熱式たばこ」とは、名称こそ明言されていないものの、iQOSやgloの事を指していると想像できます。
ただでさえ少なくなってきた喫煙スペースですが、今回の条例が決まれば、さらに喫煙者は肩身が狭い想いをする事になりそうです。
“煙が出ない事で副流煙の被害がない”というのもiQOSのメリット部分だったはずが、「そもそも加熱式たばこもダメ」という決定をされてしまっては、もうなす術がなくなってしまいますよね…。苦笑
ただ!2017/09/11現在では、この条例に関する意見を都民から募り、条例の内容をより詳細に詰めていくという事なので、ポジティブに捉えればまだまだ議論の余地ありといった段階です。
タバコや加熱式タバコの区分自体がまだまだ不十分な現状なので、これを気にある程度の住み分けがなされる可能性もあります。
電子タバコVAPEはどうなの…?
それでは電子タバコVAPEはどのような対応になるのでしょうか。
世間では、iQOSやgloのような加熱式タバコと、VAPEは同じような区分と思っている人がまだまだ多いようです。
しかし実際にはVAPEはニコチンやタールが含まれていないため、タバコや加熱式タバコとは区分する必要があります。
先ほど共有しました、NHKさんの記事を見ても、また他の記事を探してみてもいわゆる電子タバコVAPEに関しての記述は、自分が探す限り乗っていませんでした。
つまりこの条例を制定するにあたって、電子タバコVAPEはあまり気にしていない、あるいはiQOS等と同等に考えられている事が伺えます。
もしこういった禁煙条例が制定されれば、電子タバコVAPEの需要はますます増えるような予感がしますが、その段階でようやく電子タバコVAPEに関しても法律的な取り決めがなされるのかもしれません。
禁煙条例が及ぼす影響
先ほどもお伝えした通り、禁煙条例はまだまだ議論の段階です。
タバコや加熱式タバコ、また電子タバコVAPEに関して曖昧だった部分が、これを機にしっかりと区分されるのではないかと予測しています。
確かに今まで、禁煙場所でもVAPEは吸ってOKだったりNGだったりと、喫煙者や電子タバコ愛用者は判断が難しい場面が多々あったかと思います。
喫煙者は「さらに喫煙スペースが少なくなる可能性がある…」とネガティブなポイントが目立って気になっていましますが笑、そういったルール決めがきっちりなされれば「どこで吸えばいいの?」という点がしっかりと補えるかもしれません。
これから様々な議論がなされる事かと思いますが、特に電子タバコに関する取り決めがあれば、随時ご報告致します。