iQOS(アイコス)に禁煙効果？健康被害や危険性とは

2016年10月4日

「iQOSで禁煙できるってテレビで紹介されてたけど、本当なの？」

実はとあるテレビ番組で「iQOSで禁煙できた！できる！」と、あたかもiQOSが禁煙具のように紹介されてしまったため、iQOSで禁煙できると思ってしまっている方が多いようです。

またアメトークなどの人気番組で露出があった後に爆発的に売れてしまって値段は高騰、そして現在は予約待ちで手に入らない人が続出という状態になっていしまいました。

結論から申し上げますとiQOSは禁煙具ではありません。喫煙具です。だから「絶対に禁煙をしたい」という方向けではありません。

意外と勘違いされている方も多いのですが、iQOS自体は全くの無害ではありません。いくら副流煙が水蒸気だとしても、主流煙、喫煙者の吸う煙にはごくわずかでも、ニコチンとタールが含まれています。

ですので電子タバコVAPEとは異なり、ニコチンやタールなどの有害物質が全くの0ではないのです。禁煙具という概念は無害であることが条件なので、それには当てはまらないという事がお分かりいただけるかと思います。

→そもそも電子タバコVAPE(ベイプ)とiQOSの違いって何？という方は以前の記事を参考にしてみてください。

喫煙においての害は重にニコチンです。そのニコチン依存を絶たない限りは、禁煙は難しいということになりますよね。という訳で、iQOSは禁煙具ではないという判断ができます。

iQOSは吸う時に若干手間がかかるため、どうしても本数が減ったように感じるのです。私も実際そうですが、最初は手順を間違えたりして、本数が少なくなったり、面倒くささを感じて、紙巻きたばこを吸ったりしました。

本数が減る＝禁煙ができた！という錯覚に陥るのだと思います。実際考えてみるとわかるのですが、iQOS専用のタバコと紙巻きたばこ（通常のタバコ）を両方吸っている人に聞いてみると大抵「本数は減った」と答える人がおおいです。

理由としては、iQOSは連続で吸う事が出来ない事が大きな要因かと思います。iQOSの比重が大きければ確かに本数は減らすことが可能ですが、iQOS充電中に通常のタバコをチェーンで吸っては、むしろ量が増えてしまうというケースも少なくありません。

「禁煙ができるかどうか」「本数が減らせるかどうか」というのは本人の意思の強さ次第であると言えます。iQOSは禁煙具ではないので、仕方がないことなのです。

iQOSが人体に及ぼす影響は従来のタバコと比較すると、非常に軽減されていると言われていました。

しかし最近ではスイスの研究者たちが「紙巻タバコよりもiQOSの方が直接的にがんになる要因が多い」と発言した事で、かなり物議を呼んでいます。

個人的な見解としてはそのニュースの真偽や意図は不明ですが、iQOSを吸うという事は害がある事だとしっかり認識する事が重要だと思います。

「iQOSは害が少ないっていったから買ったのに…！」という方もいるかと思いますが、あまり情報を鵜呑みするのではなく、ご自身が後悔しないようにタバコ・iQOS・電子タバコを楽しんでいただければ良いと思います。

なおいうまでもありませんが「健康被害やその危険性が気になってしまう…」という方は、禁煙する事をおすすめします。

また火事や故障など、物理的な危険性が今問題となっています。構造上、タバコを電熱線で熱して、葉っぱを燃やす形に近いiQOSなので、吸い終わった後、かなりの高熱になります。

吸い口ではなく、電熱線をさした方は直接触れない程熱くなってしまう事あります。iQOS本体部分の電熱線を覆っているところも、かなりの高熱になるため、吸い終わった後は直接触るとやけどをしてしまうケースも稀にあるようです。

そういうわけで、iQOSは禁煙具ではありません。

「タバコを吸いたい」という気持ちを減少させてくれるような道具ではないんです。ただ文中でも述べた通り、本来のタバコの本数を減らしたりするにはとてもいい道具だと思います。

本記事をみて「やっぱり禁煙したいな〜」と思った方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

禁煙は無理をしてやるものではないので、紙巻タバコ・iQOS・電子タバコをうまく活用して、徐々に禁煙していく事をおすすめします！

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